何からはじめる?キャンプに行きたいと思ったら

近年はキャンプ人口が増え、テレビや動画サイトでもキャンプ系のコンテンツは人気を集めているので目にしたことがある人も多いと思います。またビギナーやこれからキャンプデビューしたい、という人も増えています。特にこれからデビューしようと思っている人は、いざキャンプに行こうにも何から始めてよいか戸惑うこともあるでしょう。ここでは何から進めたらよいか、どんな準備をしたらよいか、何に気をつけるべきか、をご紹介します!

キャンプで何したい?まずは目的を作ろう!

街の喧騒から離れて大自然のなかで過ごす時間は格別です。そして、目的を作ってキャンプをすればもっと充実した時間と思い出になります。目的が明確だとそれに合わせて道具や施設選びなどしっかり準備も出来て、その分より充実した時間を過ごすことができます。

やっぱりご飯でしょ!

自然のなかで食べる食事は、また一段と美味しく感じます。簡単にできるインスタントのものから、こだわって調理したものまで、同じものでも家で作って食べる時とは違った味わいがあります。キャンプでは調理環境や道具が限られているので、それに合わせて調理はなるべくシンプルにできるよう材料に仕込みをして持っていくと便利です。お肉を漬け込んだり、調味料を合わせたり、野菜をカットしたりなど、準備の段階からワクワクします。

ゆっくりと、焚き火したい

キャンプの定番の楽しみといえば焚き火。自然のなかでゆらめく炎とパチパチ燃える音、それだけで贅沢な時間が流れます。特に日が暮れてからの焚き火は、暗さと静けさも相まって、そこでしか味わえない時間があります。焚き火でお湯を沸かしていれたコーヒーやホットワインなどの簡単な飲み物はもちろん調理にも使えて、焚き火だからこそ味わえるものもあります。
火の取り扱いには十分注意しましょう。直火の可否や炭の処理方法など各施設のルールや注意をしっかり確認してください。初心者は経験者のアドバイスを参考にしましょう。

自分だけのテントサイトを作りたい

キャンプ場では自分で選んだテントやアウトドアグッズで自由に空間を作ることができます。同じ道具でも山間や湖畔、川辺といったロケーションが違うだけで全く別の空間になります。レイアウトを考えて、テントとタープを張って、アウトドアテーブルとイスを置いて、飲み物や調理道具を並べれば、大自然のなかの自分だけの空間が出来上がります。自分で用意する以外にもレンタル用品を活用したり、メンバーでアイテムを持ち寄ったりして快適な空間を作りましょう。

キャンプ場はどこにする?

目的が決まったら、それに適したキャンプ場を探しましょう。テントサイト作りを楽しみたいなら山間部の森、のどかに過ごすなら湖畔の近くや川の音が聞こえる場所などロケーションや施設の区画などをチェック。子どもがいる場合やアウトドアに慣れていない場合はバンガローやロッジがある施設も検討しましょう。

キャンプ場の環境は最低限の設備だけの施設もあれば色々な設備や道具が用意されている施設もあります。料理を楽しみたいなら水道や炊事場の環境をチェックし、焚き火をする場合は施設の火の取り扱いについての注意事項を確認しましょう。

「キャンプ場の選び方」でより詳しく!

何を持っていけばいい?

キャンプ場では何もないところから生活環境を作ります。寝たり休んだりするプライベート空間のテント、仲間達と会話や食事を楽しむタープ、料理をするための道具、ゆっくり休むための寝袋やマット、快適に過ごすためのイス、テーブル、ハンモックなど、まずは必要なものを確認しましょう。

これからキャンプを始める人にとってテントやタープを購入するのはハードルが高いかもしれません。テントやタープに限らず、まだ購入するほどでは…というアイテムもあると思います。キャンプ場ではレンタル用品を取りそろえている施設も多いので積極的に活用しましょう。こだわりたいアイテムや長く使いたいものは自分で購入するのもよいでしょう。自分で使い込むと愛着が増すことはもちろん、使い慣れることでスキルも上達します。レンタル用品で色々試してから購入するのもおすすめです。

お気に入りの音楽や雰囲気を彩るデコレーションがあると空間はガラッと変わります。周囲に迷惑がかからないように音楽を流したり、飾りや電池式のライトなどがあればより贅沢で特別な空間になります。スマートフォンの予備バッテリーなどもあるとより快適。余裕があれば準備して持っていきましょう。

準備OK?ほかに気をつけることは?

やりたいことは決まった!キャンプ場も予約した!キャンプ道具の用意もOK!でもキャンプ場の下調べや持ち物の準備で終わりではありません。キャンプは普段の「おでかけ」とは違い屋外の自然環境に身を置くことになるので、天候やキャンプ場の立地環境は予め入念に確認しましょう。

同じ場所、同じ季節でも朝夕や翌日の天気が晴れか曇りかで全く環境が変わります。汗をかいた時の着替え、防寒対策の上着やブランケットに加え、雨天の場合はそれに応じた用意も必要となりますので事前確認と準備は怠らずに。山の天候は変わりやすいですが雨具は防寒対策にも使えるので天候にかかわらず持って行くとよいでしょう。

入念に道具を準備しても、いざ現場で使い方がわからないのでは役に立ちません。持って行くもので初めて使う道具は使い方や説明書をよく確認しましょう。特に刃物や火に関するものは安全・トラブルに関わりますので注意してください。使い慣れているものや借り物の場合でもしっかり動作するか予め装備点検を忘れずに。