登山のためのベースキャンプ

キャンプのほかにもさまざまなアウトドアを楽しむことができる群馬県。とくに2018年に開通した全長100kmに及ぶぐんま県境稜線トレイルをはじめとする登山は、首都圏など県外からも多くの登山客が訪れます。ここでは登山をする際のベースキャンプとして適したキャンプ場の選び方をご紹介します。ベースキャンプとは登山をするために拠点を置くキャンプ地のことです。ベースキャンプを構えることでより効率的に、そして良いコンディションで登山に臨むことができます。群馬に来たらキャンプだけでなく登山にも挑戦してトコトン群馬のアウトドアを満喫しましょう!

そもそもベースキャンプってどんなもの?

ベースキャンプは、日をまたぐ登山で道中の山小屋付近のテント場などにテントを張り、翌朝に必要な荷物だけを持って山頂にアタックするための拠点のことを指します。使わないものはテントに置いて行くことができるため体の負担を軽減して山頂を目指すことができます。登山自体は日帰りの場合でも登山口近くのキャンプ場を拠点にすることで同じように効率的に登山を楽しむことができます。ここでは日帰り登山のためのベースキャンプについて解説します。花や風景を楽しむ余裕も増えるため、より自然を満喫することができるでしょう。

ベースキャンプのメリットは?

登山は、前日に準備をして当日の朝登山口に到着するように調整して出発する人が多いと思います。登山口近くにベースキャンプを構えることで当日の移動が最小限になるので十分な睡眠をとることができ、時間的にも体力的にも余裕も生まれます。他の登山客が来る前に出発することもできるため運がよければ山からの絶景を独り占めすることも。登山から帰ってきた後もすぐに帰路に就かずにゆっくり休むこともできます。

キャンプ地を選ぶポイントは?

穏やかな環境で
体に負担がないキャンプ場にする

キャンプを楽しむだけであれば、あえて不自由な条件下でアウトドアを満喫することも楽しみ方の一つです。ですが、登山を控えたベースキャンプの場合は、キャンプだけでなくこの後登山をすることも考慮しなければなりません。例えば車の乗り入れができずキャンプ場内を多くの荷物を持って歩く必要があったり、傾斜が激しくキャンプ場内の移動で負担がかかってしまう場合、登山の前に体力を消耗してしまったり、場合によってはけがをしたりすることもあります。ベストコンディションで登山に臨むためにも体力的な負担がかからないようなキャンプ場を選びましょう。

管理人が常駐しているキャンプ場にする

ベースキャンプを構えて登山をする場合は完全撤収せずにテントに荷物を置いて登山に向かうケースが想定されます。残念なことに近年キャンプ場での盗難被害が多数報告されていますので、できうる限りの対策をしてください。貴重品は必ず携帯し、テントの出入りが可能なチャックにはダイヤル式の施錠をしたり荷物をワイヤーロックで繋ぎ止めるなどの注意を払いましょう。それでも盗難リスクはありますので、あくまで自己責任ではありますが、管理人が常駐しているキャンプ場であれば管理人に一声かけて行くとよいでしょう。

設備が整ったキャンプ場にする

キャンプは基本的には限られた条件下で行うため、登山に行くことを考慮すると少しでも体への負担は軽減したいものです。設備が不十分だと少しずつ体力の消耗やストレスが蓄積してしまいます。炊事場やトイレなどのちょっとした設備でも十分整っている方がより良いでしょう。いざという時のための売店や風呂・シャワーがあるとさらに便利です。場内または近隣に温泉があると登山後の疲れを癒やすこともできます。

登山口に近いエリアのキャンプ場にする

登山に行くために前日泊でキャンプ場を利用する際は、負担を軽減するためにも登山口から近いに越したことはありません。群馬の山々の麓付近にはキャンプ場が点在するエリアもありますので登山に行く予定がある際には登山コースのほかにキャンプ場も確認しましょう。「ヤマアンドマガジンWEB」では群馬の登山コースを紹介しているので本サイトとあわせてチェックしてみましょう。

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